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給油艦『佐多』 [艦名ツーリング]

年始の九州ツーリングから。

給油艦『佐多』
竣工: 1921年2月24日
基準排水量: 15,400t
水線長: 138.7m
速力: 12kt
兵装: 45口径3年式14cm単装砲×2
     40口径3年式8cm単層高角砲×2
Japanese_oiler_Sata_in_1921.jpg

当時大小合わせて4隻しかタンカーを保有していなかった日本海軍が初めて多数建造したのが、給油艦『知床』型7隻です。『佐多』はその4番艦として横浜船渠で完成しました。
就航後海外からの重油輸送に従事していましたが、1937年の日中戦争勃発を機に中国沿岸での補給任務にあたります。さらに1938年には潜水艦救難設備を装備し、伊予灘で『伊63』、玄界灘で『伊61』の引揚げ作業を行いました。
太平洋戦争においては南方作戦やミッドウェイ作戦をはじめとして各地での燃料輸送に活躍。
1944年2月12日、輸送船団を編成しトラックを出港しますが、2月17日に米潜『サーゴ』の雷撃を受けて大破。僚艦に曳航されてなんとかパラオまでたどり着き、修理に入りますが今度は空母艦載機(ミッチャー中将率いる第58任務部隊)の空襲を受けてついに沈没しました。

由来は鹿児島県 大隅半島の南端にある佐多岬。
20140102_122217.jpg
日本本土の最南端でもあります。
DSC_1591.JPG
県道68号から岬までは、佐多岬ロードパークという観光道路があります(地元の岩崎グループが整備し、現在は行政に運営を移管)。ソテツやビロウなどが自生し南国の雰囲気いっぱいです。道幅狭く、路面に多少荒れがあるのでスピードは控えめに。



★艦船踏破実績
8隻 43,359t
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